今朝早くから胃カメラ検査をしてきた。
あと数年で50歳に乗っかる年。


色々健康が気になってくるなか、これまで一度も胃カメラをやったことがなかった。

胃カメラの噂は、かなり苦痛なものばかり聞いてきたので、今朝起きたときは憂鬱で仕方なかった。

辛いときや痛いときがあると、すぐに「出産の痛みに三回も耐えたんだし大丈夫」と呪文のようにつぶやく癖があるんだけど、それでも怖い気持ちは収まらない。

重い足取りで病院へゴー。
検査前に喉の奥をスプレー麻酔されたときは、鼻からの呼吸が急に狭まった気がして、呪文はどこへやら。
怖いなあ。
唾を決して飲み込まず、横に流せというけど、絶対げえってなるんだろうな。

とりあえず今回は、鎮静剤を打っての検査希望をしていた。
チクリと腕に鎮静剤を打たれたとき、看護士さんが

「頭がぼんやりしてきますよー」と言ってくれたのを聞いたのが最後。

次に気づいたのは、どこかみたことのない部屋だった。
体にかけてもらった布団が、ほんのりあったかくて気持ちいい。

あれ?いま家だったっけ?
じゃ二度寝しよう

と目をつぶろうとしたら、「目覚めましたか?」とさっきの看護士さんが入ってきた。

てっきりいまから管をいれるのかと思ったら、もう帰ってもいいという。

「あのう、検査は………?」

おずおず聞いたら

「あれ?もう終わりましたよ」

ですって。
びっくり!

頭がぼんやりするどころか、記憶全部ふっとんでますがな。

体はもっと寝たいよーと言ってる。
そこを押し退けて、会計を済ませて帰ってきた。

胃カメラ。想像してたのとまったく違って本当によかった!

こりゃバリウム検査にはもう戻れないなー。
結果は明後日。
なにもなければいいな。