我が家のキッチンは狭い。
冷蔵庫と流し台の間がキツキツで、一人立つのもやっと。
でも忙しい朝食の時は、家族が欲しいものを探してそこをうろうろする。
昨日の朝も牛乳を冷蔵庫まで取りに来たブリ子妹(中1)と、
流し台でお皿を洗っていた私がゴツン!とぶつかった。
「あ。ごめん」(私)
「大丈夫。っていうかお母さんってやわらかすぎだね。
ぶつかってもケガしなそう!」(ブリ子妹)
屈託なく笑って席に戻るブリ子妹。
思わずぶつかった二の腕を、むにゅっとつまんで確かめてみた。
そんなにやわらかくないけどなあ。
でも確かに一年前に比べると、つまめるお肉が増えた。
増えた......。
子供の言葉は率直過ぎて、時に傷つくことも忘れるほど。
ケガさせないのなら、まあ、いいのか?